ゲーミングPCの自作は安くならないって聞いたんだけどBTOとどっちがいいかな?
こんな疑問にお答えします。
最近では「自作よりBTOで購入するほうがおすすめ」というのをよく見かけるのでどちらも経験のある筆者なりの見解をお伝えします。
結論からいうと
1回は自作を経験しておいたほうが得です。
なぜなら自作を経験しておけばPCの知識が手に入るから。
PCの知識が手に入っても役に立つの?
PCの知識を手に入れるとBTOのPCを購入する時に「どのメーカーが信頼できるか?」、「どのPCが安いか?」を判断することができるためPC購入の際に役に立ちます。
なので今後もゲーミングPCを使っていきたいという人におすすめです。
ただ正直リスクは大きめという問題点は拭いきれません。
その辺も踏まえて自作のメリット・デメリットを紹介していきます。
BTOと比べて自作PCのメリット
知識が手に入る
冒頭でもお伝えした通り知識が手に入ります。
自作PCを組むにはPCの構造を理解しないといけません。
よく下調べした上で「どのパーツならBTOより安いか?」、「最新世代のCPUに対応してるマザーボードはどれか?」
など調べていくうちに自然と知識が手に入ります。
パーツ選定から組み立てまで行わないといけないから大変だけどそれだけ価値があるよ
知識があるとBTOを買う際にも役に立つ
やはり知識があると便利です。
特に2台目、3台目と長くゲーミングPCを買い替えながら使っていく場合は知識があると便利です。
というか知識がないと騙されたりします。
「同じスペックのはずなのに他のメーカーのほうが安かった」
「評判の悪いパーツを使っていた」
など大手のメーカーでも思わぬ罠があるので知識がないと損する可能性が高いのです。
PCは詳しくない人が多いから騙されそうだね…
トラブルに対処できるようになる
自作を経験しておくと思わぬPCトラブルにも対処することができます。
といっても全てのトラブルで対処できるわけではないのですが自分で組んだPCなので少なくともハード的な要因の場合は即座に対処できます。
メーカーサポートの場合は電話やメール様々な方法で対処してくれますが24時間やってるサポートも少ないですし実物を確認できないため原因を特定しにくいです。
その点、自作は原因の特定がしやすくパーツの交換も自分で行うことが可能です。
壊れたらしばらくPC使えなくて不便だから即座に対処できるのは楽だね
安くなる
あれ?安くならないんじゃなかったの??
「BTOと価格がほとんど変わらないからリスクを負ってまで自作するメリットがない」というのが自作はやめたほうがいいと言われている理由の一つです。
しかし、これは自分に合ってない構成で組んだ時になります。
自分に合ったパーツ構成を見つけて、組むことができれば安く作ることも可能だと思っています。
ゲーミングPCはパーツの種類が多くメーカーによって価格差もあります。
PCは主に以下のパーツで組まれています。
- グラフィックボード
- CPU(+CPUクーラー)
- SSD(HDD)
- メモリ
- 電源ユニット
- マザーボード
- OS
- ケース(ケースファン)
このパーツ一つ一つ色んなメーカーが多種多様の製品を出しており組み合わせは無限大です。
それにBTOメーカーが使わないコスパの高いパーツも使えたりするため価格帯によっては安く組むことも可能です。
自作の奥の深さは底知れないね…
職場で役に立つ
これはこじつけのように思えますが役に立つ可能性は十分あると思います。
PCを自作できるとハードに詳しくなり不具合が合った際に役に立つかも知れないです。
これは地味に役に立つかも知れません。
なぜなら現代の職場には必ずといっていいほどパソコンを使用する機会があるから。
パソコンがない職場なんて今やほぼありません。
そのためハードだけでもパソコンに詳しいほうが社会的にも得なのです。
今後更に情報化社会が加速していくと思うため
仕事でパソコントラブルに対処できる
↓
評価される
大げさかも知れませんが無駄にはならないはずです。
ただハード的に詳しいだけなのでソフトに詳しくなりたかったら自分で勉強する必要はあります。
BTOと比べて自作PCのデメリット
失敗するリスクがある
BTOで頼んだ場合、完成品が届くため失敗することはありません。
ただ自作の場合は自分でパーツ選定、組み立てを行うため当然ですが失敗のリスクはあります。
パーツ選定を入念に行い、慎重に組み立てをおこなってもどこかのパーツが初期不良品だった場合は正常に動作しません。
それに原因を特定するのにも一つ一つ探っていかなければならないためかなりの時間を取られてしまいます。
リスクを抱えなければいけないため自作する人はある程度覚悟を持って挑まなければなりません。
大多数の人が自作を勧めないのもこのリスクが大きいからだと思っています。
自作するには調べる力も必要になるから結構大変だよ
保証がない
ゲーミングPCをBTOメーカーで購入した場合はPC本体に保証があります。
ですが自作した場合は保証がなくパーツごとの保証となってしまいます。
組み立てに原因がある場合は保証の対象外になる可能性もありえます。
自作の場合は故障した際に自分で原因を突き止めなければ行けません。
BTOの場合はメーカーに相談すれば引き渡せるので簡単です。
自分で原因を突き止めるのはかなり難しいのでやはり保証ないのは厳しいですね。
時間がかかる
自作は自分でパーツ選定から組み立てまで全て自分で行います。
そのためかなり時間がかかります。
知識がない状態から始めると基礎的な部分を調べるところから始まるので更に時間がかかるでしょう。
ただ、時間がかかるからこそ知識が得られるのです。
時間をかけず努力もせずに知識は得られません。
仮に時間がかかっても知識が得られるので無駄にはならないと思います。
そのためこの点は迷ってるなら気にする必要ないと思います。
でも、すぐにPCが使えないって言うのは不便だよね
なぜBTOではなく1回は自作PCを経験しておくと良いのか?
自作は1回で十分
自作の1回を勧める理由は基礎的な知識が身につくからです。
知識をつけることメリットは散々紹介しました。
別に筆者的には毎回自作したほうがいいとは全く思っておらずむしろできれば自作しないほうが良いとすら思ってます。
自作は1回で十分だと思っています。
もちろん自作の魅力に気づいて楽しいと感じるなら続けて自作しても構いませんが大多数の人はリスクを背負ってまでやりたいとは思わないでしょう。
1回だとしても自作して起動までたどり着くのは大変ですが今後もPCを運用しておくならやっておいて損はないんじゃないかと思います。
自作のタイミングはいつでもOK
自作のタイミングは特に決まっていません。
タイミングというのは買い替え時など何台目に自作するかということです。
初めてのゲーミングPCをBTOメーカーで購入し、寿命が来て買い替え時に自作するという方法が一番無難ではあると思います。
ですがチャレンジしたいなら最初の1台目でもいいですし、既に複数台買い替えながら使っている場合は次に自作に挑戦してみるのもいいかも知れないです。
ゲーミングPCの寿命に関しては「ゲーミングPCの寿命は何年持つ?使い方によっては意外と持ちます」を参考にしてね。
自作で役に立つ知識
一応、当サイトでもCPUやグラボの知識を紹介しています。
>>【実は簡単】CPUスペックの見方と知らないと損する注意点
>>【5分で学べる】グラボとは何に使われている?性能の見方などの基礎知識
>>ゲーミングPCを快適に使いたいなら16GBではなく32GBを選ぶべき
>>【選び方】SSDのゲームに適したベストな容量や注意点は?
ですがこれはほんの一部で自作をするなら自分で調べる力が必要になります。
筆者は自作erのブログサイトやYoutubeなどを参考にしながら知識を付けていきました。
今やなんでも調べれば簡単に出てくる時代です。
実際の組み立て動画やパーツごとに何が違うかなど検索していくとすぐに理解できると思います。
組み立て動画なんかは普通に面白いから入門としておすすめ!
BTOと自作PCの違いまとめ
自作のメリット・デメリット
- 自作を1回はしておいたほうがいい
- 知識や経験が手に入る
- トラブルにも対応できるようになる
- 構成によっては安くPCが手に入る
- 職場で役に立つ
- リスクが大きい
- 本体の保証がない
- 時間がかかる
自作否定派と肯定派、意見は人によって様々ですが筆者の意見として「1回は自作しておくと便利だよ」ということをお伝えしたかっただけです。
それ相応のリスクはあるので無理に勧めるつもりもありません。
最終的に自作するかしないかはご自身の判断となりますので役に立つと思ったらやってみるのもいいでしょう。